【多くの美容サロンオーナーは業績回復にはもっと頑張りが必要だと考えるが、異業種起業家は、何をやめるかを決める】

【多くの美容サロンオーナーは業績回復にはもっと頑張りが必要だと考えるが、異業種起業家は、何をやめるかを決める】

“頑張る”とは、今までのやり方をもっとやるということです。

結果が出ないやり方をいくらやっても結果が良くなるはずがありません。

結果を良くする方法は、結果を阻害する真の原因を究明し、緊急時対策を直ぐに実行し、恒久対策としてやり方を変えていくことです。

やり方とは、お客さまとの接点である“現場作業”のことです。

いくら考えても“現場を変えなければ”結果は良くなりません。

また知識が無ければ効果的な改善策も改革案も生まれてきません。

そのためにも常日頃から多くのコトを学習していなければならないのです。

学習とは、
① 読書(精読)
② ストアコンパリゾン(競合店調査)
③ セミナー
等々です。

読書は、無作為に読みあさることよりも1冊を何度も読み返し、そこに記されている原理原則を自分のモノにするのです。

乱読は表面上の知識だけを記憶し、頭でっかちになり行動を阻害します。

先ずは、吟味した1冊を読み込むことです。

ストアコンパリゾン(競合調査)は、同業、異業種問わず成功現場に足を向け、その繁盛の理由を学習し、それを自社に取り入れていくことです。

セミナーは不足する知識、新たな知識を買いに行くという姿勢をもって内容を吟味しなくてはなりません。

乱読と同じように様々なセミナーに顔を出すのではなく、価格は高くても現場の作業を変えられるコースになっているセミナーを受講すべきです。

単発のセミナーに参加した後、知識が増えたように感じますが、それは錯覚です。

上辺だけの内容は現場に落とし込むことはできません。

そんな経験を一杯しているのではありませんか?

気分が高揚するのも、せいぜい3日程度です。

学ぶべきコトは、その改善手順が明確で、原理原則として他社で実証・実行されている実例です。

そのためにも単発のセミナーではなく継続的な学習機会を確保するのです。

最初は原理原則をしっかり学ぶことが大事です。

しっかりとした基本を身につけていないと応用が利きません。

原理原則を理解した上で具体的なやり方、方法を学ぶのです。

こうして原理原則という基本を身につければBP(ベストプラクティス 最良慣行、最善慣行)すなわち先行店の原理原則に則ったやり方が見えてきます。

これが大事なのです。

原理原則を知らないと一過性で終わる繁盛店と本物の繁盛店の区別がつきません。

また、表面的なことだけを真似ても結果は出ません。

さて、こうして現場のやり方を変えることになったとき、注意すべきは従来やっていたムリ・ムラ・ムダ・無意味なことをやめる決断をすることです。

“何かをやろうとするなら何かを捨てる”これがないと現場作業は新しいことをすればするほど作業が増えることで混乱し、以前よりも業績を落とす結果になりかねません。

『なにかを始めたら何かをやめる』これも基本です。

そして次に作業段階まで掘り下げ、それを徹底するのです。

徹底というのは、よほどのことが無い限りやり続けるということです。

サロン現場では、決めごとがなかなか守られないといった状況が見受けられますが、組織で動く以上、これは許されないことです。

なぜ、そうなるかというのは、やはり“がんばれ”という抽象的な言葉でまとめてしまうからです。

あるいは指示をしても、そのフォローアップがなされず言い放しにしてしまうからです。

決めごとは守らせる、守るまで指導を繰り返す。これが基本です。

徹底すると、現場作業が変わり、
徹底しているから他社や他店からは「凄い!」って思われるのです。

その状態を“差異化が出来た”と表現するのです。

ダ・カ・ラ
その結果、経営数字が改善されるのです。

向上しないのは、やり方が悪かったと反省し、もう一度、学習からやり直します。

これを繰り返すと、
「経営は科学」「経営は作業で成り立つ」と思えてきます。

先ずは1店舗を原理原則に則った繁盛店(収益店)にするためB.M.Sで経営の原理原則を学び、手探り経営から脱却しましょう。

このような方にB.M.Sへの参加をお薦めします。

① すでに安定している経営をしているが、更に飛躍したいと考えている方

② 後継者育成を考えている方

③ 経営を本気で勉強したと考えている方

③ 現在の事業の先行きを不安視している人

④ 新しいコトに興味を示される方

⑤ 会の趣旨に賛同される方