BMSビジネスヒント 074

BMSビジネスヒント 074
< 哲学がありますか? >

先日,テレビのアンビリバボーという番組で「軌跡のスーパーマーケット」というのが放映されていました。
アメリカの地方にあるスーパーマーケットの”マーケットバスケット”というチェーン店の話です。

この会社は、いまから100年位前に創業した会社で、お客さまのために1円でも安くモノを売り
社員のために少しでも待遇を良くし、取引業者も大切にする会社でした。
お客様、従業員を大切にし、商売は二の次。仕入れ値が下がれば、
それを会社の利益にはせず、まず客に還元する事をモットーとしてきんです。
それは、この社長のアーサーTの父親から受け継がれた”人を大切にする”という哲学で、
それによって多くのお客さまから愛され、
そして従業員から慕われ、取引先からも大切にされる存在だったんです。
その会社に異変が起きたのは、株の過半数を持つ従兄弟アーサーSから、
事業スタイルを変え利益を重視し株主にもっと多くの配当をよこせという要求でした。
それに対して社長のアーサーTは、先代からの教えを守り、人に奉仕する姿勢を貫きます。
それによって従兄弟のアーサーSは、社長のアーサーTを解雇します。
後任の社長になったアーサーSは、
利益優先。従業員や取引先への軽費を削るだけ削るコストカッターだったんです。
この経営方針の方向転換に激怒したのが従業員だけではなかったんです。
アーサーTに賛同した幹部数名と現場の従業員は仕事をボイコット。
アーサーTの復職を求めての抗議をはじめたんです。
さらにマーケットバスケットを愛する住民達や従業員も立ち上がり
アーサーSの社長復職を求める運動が起きたんです。
その数は200万人、200人じゃないんです。
そして結果「アーサーTは、アーサーSから株を買い取り社長に復職した」という話です。

会社は,一体誰のモノでしょうか?
会社にお金を出している人(株主)のモノでしょうか?
それともそこで働く人のモノでしょうか?
それともそこを利用するお客さまのモノでしょうか?

シェアホルダー(株主)と別にステークホルダー(利害関係者)というのがあります。
ステークホルダーとは、その会社に関わるすべてを指します。
消費者(顧客)、従業員、株主、債権者、仕入先、得意先、地域社会、行政機関などです。

この話ではシェアホルダーとステークホルダーが対峙した例です。
会社は株主のモノと考える人と会社はみんなのモノと考える人。
第三者的に見れば、前者が悪、後者が正義となりますが、
果たして現実の社会、そう、あなたの会社ではどうでしょうか?

お客さまのおかげ、従業員のおかげ、取引先のおかげと口では言いますが、
それに見合った行動をしているでしょうか?

結局,儲けたいは社長の欲になっていませんか?
お客さまのことを考えずに、すこしでも高く売りたいと考えていませんか?
取引先の事情を無視して、すこしでも安く買いたいと思っていませんか?
従業員のことなど考えずに、すこしでも安く雇いたいと思っていませんか?

だれのために商売をしていますか?

会社には、不変の理念や経営の哲学が必要なんです。
それが無い会社は、あっちへふらふら、こっちへふらふら
結局,前に進めず苦労を重ねるんです。

大半は、「仏造って魂入れず」になっているんです。
さあ、もう一度会社の理念、会社の哲学を考えてください。
そして、それに沿ってことを進めるんです。
すると会社は見違えるように良くなっていくんです。

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学べば済むこと。
むしろ恥じるべきは学びを放棄する事なんです。
そのために経営の基本を学び、発展する会社を造るんです。
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          BMS主宰 カットルームグループ代表
                    橋本憲夫