BMSビジネスヒント 052

BMSビジネスヒント 052
< あなたは社員さんに報いていますか >

社員さんに感謝していますか?
社員さんに報いていますか?
社員さんの将来を考えていますか?

いま世間ではワークライフバランス(「仕事と生活の調和」の意味で、働きながら私生活も充実させられるように職場や社会環境を整えること)が提唱され,それに伴い働き方改革が進められています。
宅配業の週休3日制の導入や先鋭的な企業の在宅ワークなどの導入は、その一環なんです。
こうした世間の流れと乖離(かいり)した美容業の現状を問題と捉えなくてはなりません。
いまでこそ年間に2万人弱の若い人が美容師を志し、美容専門学校に入学しますが、今の状態を放置したらやがて理容と同じように美容師を志す若者はいなくなってしまうでしょう。
美容業界を見ると、給与が昔に比べてあがったといっても産業全体で最下位を争っています。また休日日数が増えたといっても週休二日制を導入しているところも限定的です。その休日も外部で開催されるセミナーやコンテンストに半ば強制的に参加させたりしているところも少なくありません。
就労時間は勉強会というトレーニング時間を含めると12時間から13時間。

「美容師だからしょうがない」「俺が若い頃は・・」
そう思っているとしたら大きな過ちです。

専門学校を卒業し美容室に入店しても1年で3割が美容師を辞め、10年残る者は1割程度、さらに40歳を超えると美容師は急減します。
この現実は異常なんです。

では、なぜそういう風になってしまうのか。
その元凶は、人時生産性の低さです。
人時生産性=粗利/総労働時間、(時間あたりの一人の稼ぎ)
飲食業では、5000円以上で合格と言われています。
それに対して美容室の人時生産性は2000円前後
これでは、充分な給与も休みも福利厚生も困難です。
しかし、それでも美容室が成り立っているのは低賃金、低待遇が前提になっているからなんです。
世間は労働力不足の煽りから賃金が上昇し待遇が改善されています。
この流れが美容の世界に押し寄せたら、それこそ多くの店は姿を消すでしょう。
低い人時生産性を「しょうがない」で放置してはいけないんです。
しかし、今のビジネススタイルでは、この数値に到達するのは至難の技です。
だからビジネス自体を根本から見直さなければ解決しないんです。
今のあり方,やり方を否定して新しい仕組みに切り替えていくんです。
社員さんがいなければ会社は成り立たないんですよ。

人はカスミを喰って生きる事はできません。
美容師最高!!と洗脳し、若い人たちを煽った結果、その人の人生の責任を取れますか?
ここからの時代、本当に終身雇用を考え、その体制を会社として作り上げたところと生涯生活に困らない術を教え込むところしか人を雇用出来なくなるでしょう。

技術を身につけさせている?
技術を身につけていれば生涯食い扶持(ぶち)には困らない。
それは昔の話です。
それをもって社員さんに報いていると思ったら大きな過ちです。

あなたの会社の創業当時から働いている社員さんはどれだけいますか?
ほとんどいないんじゃないですか?
それぞれに事情があるにせよ,その方たちは将来を考え辞めたのです。
いま有能な技術者でも独立を躊躇(ちゅうちょ)するのは、店が多いからではないんです。
お金がないからでもないんです。
独立した後,店を運営する自信が無いからです。
だから技術だけでなく経営についてもしっかり教えてあげるんですよ。

塚田農場という居酒屋があります。
ここではバイトの大学生に対して学生が希望する会社に就職出来るよう必要な就職に関わる教育をしたり、企業を呼んだ就職説明会を開催したりしてます。
それによって他の飲食業が人手不足で頭を抱える中、この居酒屋には多くの大学生が働きたいと集るといいます。
そして一度バイトしたら卒業まで辞めずに続けるというのです。

これを美容企業に置き換えたら・・・

あの会社(店)で働くと将来独立して成功出来る。
だからあの会社(店)で働きたい。だから、独立するまで働き続けたい。
そういう会社(店)にするんです。

そのためには、あなたの会社は儲かる会社でなければなりません。
経営の本質を捉え、時流に合った乗り物に乗り換えるんです。

そして、あなた自身が経営を教えるだけの能力を身につけ、惜しみなく社員さんに教育してあげるんです。
そうすればあなたの会社に多くの就職希望者が集り、独立するまで一所懸命に働き続けてくれるんです。

だから経営者のあなたが、まず経営の原理原則を学習をするんです。
そして、みんなが憧れになるような会社を造るんです。

さあ経営実践研究団体BMSに入会し、本物の知識を身につけてください。
スタッフに教える事ができる経営能力を身につけてください。そうすれば、大半の美容経営者が人手不足で悩む中、あなたの会社(店)には、多くの有能な就職希望者が集るんです。

入会は経営実践研究団体BMSホームページから。
また、BMSについて詳しくお知りになりたい方はメッセンジャーから資料請求をしてください。(住所 電話番号、e-mailアドレス、会社名 氏名を明記)
経営実践研究団体BMSの入会のご案内パンフをお送りいたします。
無知は恥ではない。
学べば済むこと。
むしろ恥じるべきは学びを放棄する事なんです。
そのために経営の基本を学び、発展する会社を造るんです。
どうぞ経営実践研究団体BMSの入会し、壮大なロマンを抱き,
未来に向う立派な会社を造ってください。
          
          BMS主宰 カットルームグループ代表
                  橋本憲夫