BMSビジネスヒント 045

BMSビジネスヒント 045

< あなたの常識は思い込み >

俺のイタリアン、いきなりステーキ
飲食業界の革命児的存在。
美味いモノを安く、
そのために立ち食いスタイル。
普通の飲食店は、「駅のそば屋じゃありまいし」と否定的に捉えていたい違いない。
しかしふたを開ければ行列ができるほどの賑わい。
良い食材を使うため原価は高い、しかしそれを上回る回転率の高さで高収益をあげる。
これらを薄利多売というのだろうか?
いや違う、新たな飲食店の業態と見るべきなんです。

さて、これを美容室に置き換えてみよう。
昨今全国に広がりを見せるカラー専門店
ここでは仕上げのスタイリングをお客さまがおこなう。
(全国に先駆けて導入したのはカットルーム)
大半の美容師は,「仕上げもしないで帰すなんて」とやはり高をくくっていた事だろう。
しかし、意に図らずやこのセルフスタイリングは、ことのほか好評。
仕上げもそこそこに生乾きで帰る人。
その人達は、少しでも早く店を後にして他の用事を済ませたいのだろう。長々とスタイリングに時間を取られるよりもちゃっちゃと乾かし店を後にしたい。
どうせ綺麗に仕上げられても,その晩に風呂に入り頭を洗う。
よく朝、スタイリングしてもプロほど上手に仕上がらない。
自分でする分,安ければありがたい。

これお客さまの本心ではないでしょうか?

Facebookできっちり仕上げをした艶やかな髪がアップされている。技術者冥利?
しかし家庭では、そんな髪には仕上がらない。
一時の輝き。
それならしっかりホームケアーを指導した方が親切。
薬剤うんぬんよりもシャンプーの仕方、トリートメントの仕方、ドライヤーの当て方、ブラシの使い方を商品等絡めずに教えてあげるのが親切。
ちょっとした印刷物を作って配るのも善し。
持ち帰りのギョウザ屋では、持ち帰り客に美味しいギョウザのつくり方という一枚の紙を袋に入れる。
こんな紙がお客さまへの思いやり。

何しろ美容室は、お客さま発想が欠けている。
勝手に思い込んだ美容室のサービスがすべて。
技術で唸らせる?
いや素人のお客さま、技術よりも担当する美容師のインテリジェンスを評価するんですよ。

素行調査のような質問も売らんがための提案もどこかで仕入れた底の浅い話しも、ゴシップネタもお客さまは、へきへきしているんです。

なんか違うんじゃないかな?
俺のイタリアン、いきなりステーキ、鳥貴族
非常にシンプル 美味しいモノを楽しい空間で安く提供する。
どこも大盛況。

同業で勝った負けたは意味が無い。
身近な業種の繁盛店にこそ多くの気づきと学がある。
もっと外の世界に学ばなきゃ。

無知は恥ではない。
学べば済むこと。
むしろ恥じるべきは学びを放棄する事なんです。
そのために経営の基本を学び、発展する会社を造るんです。
どうぞ経営実践研究団体BMSの入会し、壮大なロマンを抱き,
未来に向う立派な会社を造ってください。
          
          BMS主宰 カットルームグループ代表
                  橋本憲夫
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