BMSビジネスヒント 037

BMSビジネスヒント 037
< ビジョンもねえ、計画ねえ、動きもねえ、
          これじゃ結果は出るわけねえ >

「あなたのビジネス構想は?」
こう聞かれてハッとする人が多いと思います。
それは大半の人が成り行きで発展出来たらと思っているからなんです。
どうしても何かを成し遂げる、そんなビジョンがないんです。

店が繁盛した延長線上に出店
スタッフの成長の延長線上に出店
いい物件との巡り合ったら出店

こうした考えで経営しているとするなら、事業の発展なんて時の運みたいなものですよ。
こういうのを「たら、れば、経営」と言うんです。
これでは発展するわけがないんです。

大志を抱き、それを計画に落とし込み、確実に計画を遂行する。
これが経営の基本です。

大半の人は大きな構想を描きません。
持っていたとしてもスケールの小さいものです。
「なぜ、もっと大きなビジネスにチャレンジしないの?」
こうした質問に対して・・・

「だって、人の採用も更に厳しくなるし、これだけ店があったら成り立たせるのも難しいよ」「ましてや俺には経営の才覚ないし・・」

こんな言葉を頭の中にイメージしているんです。
そう、出来ない理由を考えているんですから出来るわけがないんです。
意志のない事は現実にはならない。

中には事業計画すら無い会社があるなんて、ビックリポン。
あったとしても作る時だけ一所懸命で合宿だ、幹部会議だ、その後は単に実績を表に記すだけ。だれも意識しない単なる数字が記された紙切れ。
それでもエクセルで作った計画書に実績を入れ込む経営者は、まだましです。
作った事さえ忘れている経営者もいたりして・・・
まあ,大半は、数字を見て「厳しいな〜」って眺めて、会議を開いて幹部やスタッフのケツ叩く。「もっと、がんばれ!!」
その時は幹部もスタッフもその場をしのぐために神妙な顔をしているけど、
翌日になっても行動は何も変わらない。

だって、具体的な行動を指示していないんですから・・。
変りようがない。

元凶は経営者にビジョンがないことなんです。
自分の一生をかけて、何かを成し遂げるという意志がない事なんです。
意志があれば,当然,それを成し遂げるための算段を考えます。
それが計画です。

計画はビジョンを現実にするための物語なんです。
顛末は、「めでたし、めでたし」なんです。
その過程はすべて「いつまでに」「なにを」「どこで」「誰が」「誰に」「どのように」「いくらで」5W2Hで表します。
そして、作業に落とし込み、教育訓練して、徹底してやり通すことです。
行動の裏付けがあって、はじめて計画と言えるんです。

どのような筋書きでビジョンを達成するか。
構想がなければ、ビジョンはお飾りです。
「やれたらいいな」は単なる願望です。
宝くじの1等の当選を願うのと一緒なんです。
「やる」「やり遂げる」という意志を持つ。
そして、それをやり遂げるための具体的な行動を計画する。
数字は、その行動の結果を示すモノで無くてはならないんです。

そしてやってみて、結果を判断して、やり方を変えて、再びやってみるんです。

そう、みんな知っているPDCAですよ。
しかし知っているとやっているは天地の開き。
吉幾三の歌ではありませんが「ビジョンもねえ、計画ねえ、動きもねえ、これじゃ結果が出るわけねえ♬」

やらないんですから上手くいくわけ無いんですよ。

無知は恥ではない。
学べば済むこと。
むしろ恥じるべきは学びを放棄する事なんです。
そのために経営の基本を学び、発展する会社を造るんです。
どうぞ経営実践研究団体BMSの入会し、壮大なロマンを抱き,
未来に向う立派な会社を造ってください。
          
          BMS主宰 カットルームグループ代表
                  橋本憲夫
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