【商売に発明発見は無い】
《かつて、フリースで急成長したユニクロの誰も言わない本当の話》
フリースは繊維の名称なんですが、我々にはファストファッションだと思っていますよね。
それは1998年ユニクロが200万、1999年850万さらに2000年には51色のカラーバリエーションで2600万を販売して、誰でもがユニクロのフリースをファッションとして受け入れたからです。
フリースはPETというポリエステルの1種の原材料作られた柔らかい起毛仕上げの吸湿性に優れた繊維素材のことです。
(ペットボトルと同じ原材料です。)
元々は登山用の防寒着として数万円で売られていたものでした。
日本でも百貨店で、売られて目立たない商品でした。
そこをユニクロは1990円という中国で作れば当たり前の価格で、同様のデザインを真似して販売したのです。
あたかもユニクロ独自のファストファッションとして登場させたのです。
軽く、防寒着としても優れ、2000円を切った割安感は新しい防寒着として、あっと言う間に受け入れられたのです。
ここで言いたかったのはフリースはユニクロが開発した素材でも、ネーミングでもホットファッションでもありません。
登山用としての防寒着を「お客様の使う立場」「買う立場」で、素材調達先、デザイナーと仕様書、そしてそれを加工する工場。
それらをグローバルにプロデュースして、ファストファッションとしたのかのようでしたが、実はアメリカ向けに既に出来ていたいわばパクリでした。
イオンが直ぐに追随して1480円、980円と簡単に安く提供できたのもそうした理由からでした。
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動画はBMSオンラインセミナーの一部です。