BMSビジネスヒント 032

BMSビジネスヒント 032
< 立場を自覚してください >
美容サロンの総数は24万店?これが実際の数字かどうかはわかりませんが、驚くほど多いということは間違いありません。その大半が零細の家業です。
私にはそれが何故なのか、不思議でたまりませんでした。
美容は成長市場だし、髪は伸びるので需要が枯渇する事はないし、働き手である美容師さんも50万人もいるんですよ。
ビジネスは小商圏、一人当たりの単価も荒利益率も高い。
それなのに大きな会社は、ほんのほんの極一部。
零細がひしめき合っている業界なんです。
あるとき友人とそんな話をしていて、ふと気づいたんです。
「あっ、そうか〜〜」「そうなんだ!!」
それはね、美容室を営む人の99.9%は、美容師さんだからです。
だから「経営の事を知らない」・・・そんな事は言いません。
美容師さんゆえに美容師さんの気持がわかるんですよ。
お客さまを一杯担当していたからお客さまの事をよく知っているんですよ。
いつもスタッフの事、お客さまの事を考えているんですよ。
それはそれで素晴らしい事なんですが、それだけにスタッフという立場から経営者という立場に変われていないんですよ。
スタッフの立場ですべてを考えるから、重箱の隅ばかり意識が向かい、技術がどうだ、材料がどうだ、教育がどうだ、広告がどうだと、まさに木を見て森を見ずなんですよ。
経営は科学です。
経営の善し悪しは決算書と言う経営数字で判断するんです。
そのことはきっとみんな知っていると思うんです。
しかし普段は、そこに意識を置かない。
意識しているのは、店内のお客さまをどうするか?
「数字は苦手だから」を美容師経営者の常識と思い込んでいるんです。
それは私に言わせれば店を任されている大手チェーン店長の仕事以下なんです。
中には店が繁盛し2店、3店出す人もいるでしょう。
しかし、そういう人も経営者というより勢いだけの博打打ちと同じなんです。
成長する立派な企業「造り」ではなく、99.9%の美容室経営者は繁盛店「作り」をしているんです。
この「造る」「作る」の違い、(舟を造る 学校を造る) (料理を作る、棚を作る)おわかりになりますか?
作るは比較的小さなモノで、(作業と呼べるレベル)、それに対して「造る」は大きなモノで、創造するものなんです。
みなさんがやっている事は大きな事ではないんです。
わたしのように外のビジネスの世界から参入した者は、技術の事・サービスの事など皆様方から言わせたら、「なにもわかっていないヘッポコおやじ」でしょう。
しかし私は経営者としての仕事をしています。
永続的に発展し,関わる人すべてが豊かになるような会社造りをしています。
だから10年で50店舗、そして今またFC展開によって店舗数だけでなく活動のエリアも広げる事が出来たんです。
もう、スタッフレベルの思考は卒業しましょうよ。
経営者としての仕事をしっかりしましょうよ。
これからさまざまな事が起こります。
外部環境は大競争時代を迎え、大きく変化します。
そればかりか内部の問題も発生するでしょう。
その時、作ったモノは、いとも簡単に崩れ去ってしまうのです。
経営は科学です。
数字がすべてです。
そのためにも経営(の評価メジャーや)原理原則を学ぶんです。
無知は恥ではない。
学べば済むこと。
むしろ恥じるべきは学びを放棄する事なんです。
そのために経営の基本を学び、すごい経営者になる礎を築くんです。
経営には原理原則がある。
どうぞ経営実践研究団体BMSの入会し、壮大なロマンを抱き,
この業界を牽引するような立派な会社を造ってください。
          
          BMS主宰 カットルームグループ代表
                  橋本憲夫
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