BMSビジネスヒント 015

BMSビジネスヒント 015
< 現場の問題は現場で解決させなさい >

なにかにつけては本部(社長)にお伺いを立てる。
本部は頼られていると錯覚して、すぐに答えを教えたり、指示をしたり、手を貸してしまう。
これをしていたら現場は強くならないんです。

獅子千尋(ちひろ)の谷に我が子を落とす。

現場で起きたことは、会社に大きなダメージになることでない限り現場で解決させるように仕向けるんです

まず、現場の長が相談をしてきたら、どうしたいかを聞き取るんです。相談する側はノーアイデアなんて無いんです。
聞きかじって、直に答えを出すのではなく、相談する側が考えている答えをしっかりと聞くんです。
そしてその答えをジャッジするんです。
基本Yesです。「やってみなよ」
その時、気にかかることがあるなら、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、実施に対して注意すべきことをアドバイスするんです。頭ごなしに否定すること等、もってのほかです。

普段からしっかりとした教育(ここでいう教育は、会社の考えや、仕事に対する心構え、さらには個々の仕事のあり方)をしていたら、自ずとあるべき答えを出すはずです。
意に添わない答えを出すということは、教育が行き届いていないんです。
やり方を否定するんではなく、教育を見直すんです。

指示待ち族を作ってはダメですよ。

事は常に現場で起きるんです。

お客さまは現場を評価するんです。
そのために現場の長が、即断、即決、即行動できるように
しっかりと教育をし、権限を委譲(現場の長を信じること)するんです。
ノビノビとした環境を作るんです。
現場が萎縮したら、良いサービスなんて提供出来ないんです。

だから常日頃からの教育が大事なんです。