【分業とは7人で10人分以上の作業・仕事が出来ることです。

【分業とは7人で10人分以上の作業・仕事が出来ることです。上手くいっている組織とは】

「先生、うちは組織がうまくいってないんですよ。」

「先生、うちは組織力が弱いんです」

あなたに質問します。

そもそも組織って何ですか?

組織とは簡単に言えば、人の集まりのことです。

人が集まって、勝手に放っておけば分散してしまう集団の力を、各人の行動を整合させることで7人で10人分以上の仕事をやる方法が「分業」です。

例えば、日本のリオ オリンピック400メートルリレーは37秒70(100メートル9.4秒)とウサインボルトの記録をはるかに超える記録です。

誰も10秒を切った選手がいないのに分業の大きな成果です。(昨日、桐生選手が初めて10秒切りましたね)

あなたの会社では全く逆で、10人で7人以下の仕事しかできていないんじゃないですか。

人時生産性が6,000円を超えてこそ、分業が出来ているレベルです。

あなたの会社はこの半分もいっていないんじゃないですか?

僕がカインズホームの教育部長の時、レイバースケジューリングシステムを導入する前は正社員主体の分業でしたから年間平均で2,835円/人時という低さでした。

それは分業が上手くいっていなかったという数字でした。

だから、あなたの会社が6,000円/人時が不可能と思うのが普通です。

次に、組織作りとは“一人一人の行動が互いに整合するように制度・慣習を決めなおすこと”となります。

組織管理上必要な知識は、
①キマリの決め方についての原則
②人材を揃える仕組作り
「職場の明るさ」とは、目指すべき諸制度が整っている状態のことだ。

①とは完全作業・仕事のキマリがなければ、訓練・教育ができないでしょう。

理念や道徳の精神論だけが教育ではありません。

正しい手順と道具とスピードが示されていないと訓練・教育が出来ないじゃないないですか。

その“キマリの決め方の原則”を知らなきゃ分業のベースは出来ません。

マニュアルや店舗運営基準書や作業棚卸し表やトレーニングガイドや教育プログラムなどです。

②の人材を揃えるとは採用の方法からが勝負です。

優秀な人が募集したくなる、そして適正な人を採用するということが一番大切です。

採用で適正な能力ある人を採用すれば、教育も手がかからず、現場での活用もスムーズです。

この逆のことが多いんじゃないですか?

ダメな人を無理して採用して、教育で苦労して、現場での成果がでない。

その人を採用を決めたのが社長だから、現場は文句が言えないのに、あなたは「何を教えているんだ、お前の教え方が悪い」なんて上司を怒るんでしょう。

「笑顔が大事って口が酸っぱくなるくらい言っているのに何故出来ないのだ」

原因は社長であるあなた自身です。

笑顔って、無理してつくれるものではないの、良い人材を採用して、分業が機能出来る組織になった時、成果が上がる。

分業が上手くいっているから無駄がない、無理はしなくて良い。

そして、報酬に還元されるから、自然と笑顔になる。

それが明るい職場の理由です。

そして、マネジメントとは
①方法を変えることで
②結果を変化させ
③本来の目標を達成すること
(詳細は別途として投稿します)

組織作りの最終目標は、よき企業文化を養うことである。

https://bms-japan.com/?page_id=109