《多くの理美容サロンオーナーは人手不足で忙しいと言うが、異業種起業家は忙しいを数字で表現する》その3

《多くの理美容サロンオーナーは人手不足で忙しいと言うが、異業種起業家は忙しいを数字で表現する》その3

レイバースケジューリングシステムその3

もっと早くできないものだろうか?

④そうだ先輩で、窓掃除が得意なXさん、Yさん、Zさんのベテラン3人にやらせてみよう。

すると結果は
窓ガラス掃除が得意なベテラン3人が営業前に行うと。
新人さん達では使うわなかったガラスワイパーを濡れ雑巾の代わりに使い、たったの20分で作業を終了させてしまったのでした。

20分✖️3人=60分=1時間
なんとたったの1人時です。

そして、出来栄えもガラスワイパーを使用したため新人さん達の濡れ雑巾と比べムラのない仕上げでした。

《その3まとめ》

● “作業に人をつける”ということは、単純に思いつきで人をつけるのでなく、その作業を“適切にできる人”を割り当てた方が、そのスピードはアップすることが分かりました。

● また、作業道具をそのものを変えることが、個人の能力以上に出来栄えやスピードに大きく寄与するポイントだと新たに認識することが出来ました。

標準よりちょっと作業が正確にしかも早くできる人をレイバースケジューリングシステムではB+(ビープラス)ワーカーと表現します。

《レイバースケジューリングシステムその4》に続く

それは、B+(ビープラス)ワーカー以上の作業量ができる人をつけないと生産性が高まらないということが理解できましたでしょうか。

ということは、作業が正確に出来るという基準が必要です。

正確とは正しい作業道具とその手順が出来ているということです。

レイバースケジューリングシステムの前提条件はマニュアルまたは店舗運営基準書(後述解説)が必要となります。

その上での、個々人の作業の棚卸しを行い、作業遂行能力を把握しなければなりません。

作業遂行能力は
Aワーカー
B+ワーカー
Bワーカー
B-ワーカー
Cワーカー(新人)
と5段階です。

異業種では作業をマスターすること。

20歳代は200種類以上の作業をマスターして、完全に出来るための訓練が行われていることになります。

経営は作業で成り立っているからです。