BMSビジネスヒント 049

BMSビジネスヒント 049
< オーナー?ってなんですか? >

あなたは、みんなからどのような呼称で呼ばれていますか?
この業界でよく耳にするオーナーという呼称。
わたしは違和感を覚えます。
オーナーとは所有者を意味する言葉であって会社を代表する人を称しているのではありません。
オーナーという呼称は主従関係が曖昧なんです。

グローバルスタンダードと言われる時代。
最近では社長や専務という呼称からC.E.O.やC.O.Oといった呼称を使う会社もめずらしくありません。
C.E.O. は、チーフ エグゼクティブ オフィサー、最高経営責任者の略
C.O.Oは、チーフ オペレーティング オフィサー、最高執行責任者の略です。

社長、専務という呼称より、この方がより役割が明確です。

まあ、それはそれとしてオーナーとは、不思議な呼称です。

なぜ美容室では社長と呼ばせていないのか(呼ばせているところももちろんあります)
それは会社の体をなしていないからではないでしょうか?
また自身、社長という概念を持ち合わせていないからではないでしょうか?

何度も言いますが会社を・・という考えではなく店を・・と考えている方が多いのだと思います。
だから呼称としては店長とか支配人という方が適しているのかも知れません。

このような考えでは決して事業は大きくなりません。
だって,会社を基軸に考えていないのですから・・。
社長の仕事をしていないんですから。
例え店が繁盛しても、その先は無いんです。
やがて店は古くなり廃って行くんです。

事業を大きくしたい、発展させたいと思うなら、まず会社という概念を持ち、その会社を運営する事を考えるんです。
その舵取りをするんです。
経営の方針や戦略の決定を行い、最終責任を負う人が社長です。
社長でありC.E. O.として仕事をするんです。

だから意味の分からないオーナー等と呼ばせてはいけないんです。
呼称とは、その人となりを表すモノなんです。
「肩書きが人を作る」とよく言います。
オーナーという肩書きで、どのような人が作られるのか想像出来ません。
少なくとも社長の仕事をするという意識レベルは社長と呼ばれている人より低い事は間違いありません。
会社という概念も低いでしょう。
だからオーナー等と呼ばせている人は事業が大きくならないのです。
こんな単純なことを理解していないのですから
どこぞのセミナーでビジョンや理念やミッションを教わり、それを作ったところで、それは上辺だけのモノになってしまうのです。

会社という概念を持ち、想いを会社に託すのです。
そして組織を作り,組織を束ねてコトに当たるんです。
その中であなたが社長という職責を全うすれば事業は大きくなって行くんです。

言葉の解釈一つ、それで未来が変るんです。
だから正しい知識を身につけないと事業は発展しないんです。

無知は恥ではない。
学べば済むこと。
むしろ恥じるべきは学びを放棄する事なんです。
そのために経営の基本を学び、発展する会社を造るんです。
どうぞ経営実践研究団体BMSの入会し、壮大なロマンを抱き,
未来に向う立派な会社を造ってください。
          
          BMS主宰 カットルームグループ代表
                  橋本憲夫
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