BMSビジネスヒント 008 <優勝劣敗なんです>

BMSビジネスヒント 008 <優勝劣敗なんです>

一般の産業でなにが起きているのか。長い間、日本はデフレに喘ぎ、市場は拡大していないんです。ゼロサム型の競争です。熾烈なパイの取り合いです。
その結果、優勝劣敗が進み、どの産業も速度の差はあれ寡占化が進んでいるんでんです。強いところが大きくなり、弱いところが小さくなったり姿を消しているんです。
身近な例なら、みんなが取引している材料屋(ディーラー)さんです。
かつて山のようにあった材料屋さんもいまではトップ10のシェアが70%に達しようとしているんです。
それによって、仕入れも安くなったし、欲しい商品はすぐ届くし、セミナーやショーやコンテスト等のサービスも充実しました。
競争の中で生まれる強者は買い手に歓迎されるんです。
歓迎されるから強者になれるんです。

美容室は、まだこの寡占化の流れが速くありません。
だからチャンスなんです。
強者、適者が栄え、弱者、不適者が滅びる、これを優勝劣敗と言うんです。
周りに新たに開店する美容室、どこぞの支店ではありませんか。

熾烈な競争の世の中、スケールを持つことを諦めたり否定してはいけないんです。
一人経営ならいざ知らず、スタッフを雇用しているなら経営者が規模拡大を目指さないのは懸命に働くスタッフの将来を鎖し、裏切るコトになるんです。
事業は立ち上げたが最後、永続発展させ続けなければいけないんです。
それが経営者のミッションなんです。